日本のネットワークとインターネット普及 2
新電電を利用する場合、日本テレコムなら0088という識別番号をダイヤルすると通話は相互接続点(POI)を経由してNTTのネットワークから新電電のネットワークにつながりますが・・・
そこまでの料金はNTTの利用者料金を充当していました。
POIまでの距離が近ければ3分10円ですみますが、距離が遠いと10円ではすまなくなります。
いくら長距離部分の料金が安くても、両端の足回りでNTTに高い料金を払っていたのでは競争になりません。
こうした足し算料金では、自分で自分の電話サービスに自由に料金設定ができません。
ちなみにインターネットFAXはこうしたことには関係ありません。
特に同一県内の市外通話は、新電電にとって切り崩せないNTTの牙城となりました。
エンドエンドで料金を決めてNTTと対抗したい、というのが新電電の一致した意見となっていきました。
逆にNTTにとって市内部門は長年赤字が続いており、3分10円で新電電につないだら、赤字でライバル企業にサービスすることになります。
こうした問題をどう仕切るか、1990年のNTTの経営形態見直しの後、検討されました。