スイスの高級時計 3
スイスのジュネーブ。
その歴史的背景には中世の金細工工芸があり、その技術をもとに17世紀には時計づくりの中心地になっていました。
ジュネーブの時計はデザイン性、緻密さなど、さまざまな特色をもっていますが、金細工工弾、耳に裏打ちされた宝飾技術も特徴です。
なかでもジュネーブ派高級宝飾時計として知られているのが、ジュネーブの時計師チャールズ・サルザノが始めたサーカーです。
創業は1948年と比較的新しいのですが、その源流は16世紀後半にまで遡ります。
サーカーの特徴はイタリアン・ルネッサンスの精神と高級宝飾時計のキャビノチエの技を受け継いでいる時計づくり。
それが表現されているのが「マジックムーン」に代表される作品。
これらは文字盤面にダイヤモンドをちりばめた飾りローター(回転盤)がくるくる回り、楽しい世界を演出してくれます。
こうした余裕たっぷりの遊び心のある時計がつくられるのも、サーカーにはイタリア・ルネッサンスの自由な芸術精神と、中世の伝統工芸から受け継いだ意匠性と、精緻な時計技術が生き続けているからです。
ハミルトン ベンチュラと同じくらい人気があるのもうなずけますよね。